お部屋をキレイな状態に保ちたいけれど、理想とは裏腹に思い通りには片付かないのが現実。特に小さなお子さんがいるお宅はなおさらですよね。
先日、甲府で開かれた「おうちぐるぐる整理収納アドバイザーの自宅を見学しよう! 2019年晩夏」というお部屋スッキリイベントに参加してきました!
今日はそのイベントの様子をご紹介したいと思います。
お部屋をスッキリ片付けるためのヒント満載のイベントでしたので、「お部屋を片付けたーい!」という方は是非ご覧ください。
目次
小さな子どもがいてもお部屋スッキリの不思議
今回の会場はイベントの主催者であり、山梨でグラフィックデザイナーをしながら整理収納アドバイザー1級の資格をもつtiimo(ちいも) さんのご自宅。
「整理収納アドバイザー」とは、ハウスキーピング協会が主宰するモノや部屋が片付かない原因を根本的に解決するためのノウハウやメソッドを伝える資格です。「整理収納アドバイザー」と名乗れるのは1級の方だけ。いわば「お片づけのプロフェッショナル」と言えます。
tiimo(ちいも) さんのご自宅を拝見しながら、片付かない原因や問題点を見つけ、自宅の整理収納の参考にしましょう!というイベントなんです。今回ご縁をいただき参加させていただきました。
まず、2階のリビング&ダイニングに案内されて最初のびっくり。
全てが綺麗に整理収納されています。
モノが床に落ちているなんて一切ナシ! 無垢材のフローリングに壁面収納と白い壁紙。こんなにお部屋が片付いていたらどんなに素敵でしょう!
tiimo(ちいも)さんには遊び盛りのお子さんがいらっしゃるのですが、子どもの遊び道具も見当たりません。いったいどこへ?
その秘密は、これからゆっくりとご紹介させていただきます。
まずは座学で基本をマスター
イベントスタートです!
まずは用意された資料を見ながら整理・収納の基本をマスターします。
よく整理・整頓と言われますが、整頓とはモノを整った状態にすること。 例えば、本の高さを合わせたりなど見た目がキチンと整った状態。
でも、気持ちよく暮らすために必要なのは整理・収納なんだそうです。
- 整理 →必要なものといらないものを分ける
- 整頓 →モノを整った状態にする(ここは急がなくてもOK!)
- 収納 →使いやすい場所に配置する(ここが大切!)
自分たちの生活する中で必要なものを見極め(整理)、見やすく、取りやすく、戻しやすい場所に配置(収納)するのがポイントなんだそうです。
収納が苦手な人は、使うものもほとんど使わないものもごちゃ混ぜにして部屋の中にチョイ置きするんだそうです。(あーーー耳が痛ーーーい!)
そして、全てのモノに対して戻す場所を決めておくことも大切。
tiimo(ちいも)さんの所有物にはすべて住所(戻す場所)があり、出したら元の場所へ戻すだけ。散らかりようがないんですね。
頭ではわかっているんです。
わかっているんですけど、出来ていません・・・
今日しっかり勉強して帰ります!
整理収納のお手本をいざ拝見
さあ、座学終了!
基本を学んだ内容を実際にtiimo(ちいも)さんはどのように実践しているのでしょう?
お待ちかねの自宅ぐるぐるタイムです!
リビング
まずはリビングから。
ソファー、テーブル、ゴミ箱、ティッシュ、子どもの椅子。
リビングにあるのはこれだけ(汗。
恐るべきスッキリ感!
荷物は全てこの壁の中なんだそうです。
扉を開くと、、、じゃん!
壁一面が収納に!
少しもはみ出すことなく綺麗に収納されています。
一見、まとめて置いてあるだけに見えますが、全てのモノにそれぞれ置き場所がしっかりと決められているそうです。
座学の中でも出てきましたが、大切なのは「モノの住所を決めること」。
これは娘さんたちにも教えているそうで、就寝前には必ずみんなで遊んだおもちゃを元の場所へ戻します。どこへ戻せばいいのかわかっているので小さなお子さんでも簡単に片付けが出来るそうです。
こちらはキッチン前の収納。
スタッキングシェルフを利用し、細かなモノまでしっかりと収納。よく使うものは取りやすい中段に配置されています。
かさばる説明書類も同じ種類のボックスで見た目よく収納されています。
こちらは子どもの落書き帳。
tiimo(ちいも)さんオススメのお掃除アイテムがこれ。業務用の大きなフローリングモップ。お掃除がすっごく簡単になるそうです!
キッチン&ダイニング
じゃん!
これが整理収納アドバイザー1級のキッチン&ダイニングです。
仕事から帰ってお部屋が汚れていると「ハァ〜」って溜息出ちゃいませんか?
こんなに綺麗なキッチンならお仕事帰りのお料理もストレスなくできますね。
こちらはダイニングテーブルに置かれたティッシュボックス兼収納箱。
よく使うものだけをまとめて収納しています。
引き出しにはつい余計なものを入れがちですが、よく使うものだけというのがポイント。中身の収納についてはよく使うアイテムばかりなのでごちゃまぜに入れても気にしないそうです。
そして見てください。綺麗に統一されたキッチン収納。
お揃いのブリ材のバスケットでキレイに仕分けてられています。
カウンター下収納もみた目スッキリ。
バスケットの中も種類別にしっかり分類されています。
キッチンカウンターの上には毎日使うものしか置かないそうです。
なべの蓋置きには役目が終わったタオルハンガーを利用。
箸やスプーンも種類別にしっかり分類して収納。
そして極めつけが冷蔵庫の中。
冷凍庫って、つい、いろんなものを押し込みがちですよね。中がパンパンで奥のものを取り出すのに毎回引っ掻き回したり。
こうやってポリプロピレン整理ボックスで小分けにすることで取り出しすく、収納力もUP。
さて、ここで感のいい方ならもうお気づきになられたと思いますが、
tiimo(ちいも)さんのご自宅の収納用具。お揃いの木のバスケットやプラスチックのケース。
どこかで見かけたことがあるような、、、、
そうなんです!
すべて無印良品のアイテムなんです。
実はtiimo(ちいも)さん、無印良品を使った整理収納ブログを運営するブロガーさんでもあります。
無印良品を使った収納アイデアがたくさん掲載されています。
洗面所
このイベントを始めてから、女性が意外にお風呂を見たがることにtiimo(ちいも)さんは驚いたそうです。
そして、こちらがtiimo(ちいも)さんの洗面スペース。白で統一されたホテルライクなすっきりとした空間となっています。
キャスター付きケースを使うことでホコリがたまりやすい奥のお掃除もラクに!
引き出しの中はもちろん種類別に分けて収納。
ちなみに洗剤のパッケージは全て剥がしてから使うそうです。剥がすことで生活感が和らぐとか。(詰め替え用も合わせて買っているので詳細を知りたいときはこちらで確認)これもお部屋をスッキリ見せるテクニックなんですね。
ちなみにこちらは台所の洗剤。同じくパッケージを剥がしてあります。
洗面棚も一番上がパパ。真ん中がママ。手の届きやすい一番下が子どもたちと、身長に合わせて使う場所もしっかり決められています。
そしてなぜか洗面所にハサミが。
実は、意外とハサミを使う機会の多い洗面所用にハサミを1つ常備しているんです。ハサミを取りに行く手間が省けますね。
書斎
よく読む本は取りやすい中段へ。たまに読む本は下段。ほとんど読まなけど捨てられない優先順位の低い本は上の段に収納されています。
ふと気になった本棚にあるお掃除用具。
これは書斎専用のお掃除道具
各エリアごとに専用のお掃除道具を用意しておくことで、取り出す手間がなくなりお掃除もラクになるそうです。
収納
そして子ども達の衣類ダンス。1段が4分割されお洋服がキレイに収納されています。
一番上の段は今の季節使うお洋服だけ。下の段には使用頻度の低いものや今の季節は使わないお洋服を収納しています。
不要な服がほとんどないのでこれだけですっぽり収まってしまうとか。
しかも、衣替えは引き出しの順番を入れ替えるだけ。30秒もあれば完了。
衣替えのストレスや余計な手間をかけずに済むのも整理収納効果なんですね。
こちらはtiimo(ちいも)さんのお洋服。お洋服は洗濯機で週2回程度回せる数あれば十分なんだとか。
余分なストックがないので収納もスッキリ収まります。
そして引き戸に貼られた「ようふくのしまう場所の表」。何をどこにしまうのかはこの表に全て書いてあります。
奥のバスケットには、何が入っているのか一目でわかるよう種類とサイズが印刷されています。
デザイナーさんらしいお仕事ですね。
下駄箱
最後に下駄箱を見学。
数足の普段履きに加え、サンダル、長靴、ブーツなど1人で何足も必要です。いつも下駄箱はパンパン。そんな話をよく聞きますが、、、、じゃん!
これがtiimo(ちいも)さんの下駄箱です!
確かにスッキリ綺麗ですけど、1人一足?
と思いきや、、、、靴が個別ケースで保管されていました!
すごい!
こんなにスッキリした下駄箱はみたことがありません。
1つに収まらない靴は2つに分けて収納。
こんな収納方法もあるんですね!勉強になります。
まとめ
整理収納アドバイザー1級 tiimo(ちいも)さんのご自宅を見学させていただいた今回の勉強会。
こんなに片付いた自宅ならイライラやストレスもなくなりそうですよね。
全てを真似できるわけではありませんが、今回教えていただいたアイデアを取り入れたらきっと快適な空間ができるに違いありません。
tiimo(ちいも)さんも「全てを一気に変えようとすると失敗しがち。トイレなど物が少ない場所から始めるといい」とおっしゃいます。
キッチンやクローゼットは難易度が高いので、最初は玄関からスタートするのがオススメなんだとか。
そしてもう一つ「なるほど」と思ったポイントが、寝室からリビングへ移動する際などアクションのついでにモノを片付けるといいそうです。
そんな習慣をつけると無理なく片付いたお部屋を実現できるとか。
今回お邪魔したtiimo(ちいも)さんの勉強会&ご自宅拝見ツアーは、年4回ほど、季節の変わり目に開催されています。なかなかお部屋が片付かないとお困りの方には本当にオススメのイベントです。
イベント情報はブログなどで告知されますので、ぜひ興味のある方はチェックしてみてくださいね。